アイデアが出まくるマインドマップ?5つのステップで実践しよう!

アイデアが出まくるマインドマップ?5つのステップで実践しよう!ビジネス

仕事をしていると、考えがまとまらない、アイデアが出ない、うまく表現できなということはないでしょうか?

もしくは、勉強していて、うまく暗記できる方法はないかな?と感じている人はいないでしょうか?

そのような人へ役に立つツールが、「マインドマップ」。

あまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、情報整理やアイデア出し、多くのことを関連して覚えるなど、いろいろなメリットがあります。

生活のどういう場面で活用できるのか、メリット、デメリットから、その書き方までを詳しく解説していきますので、ぜひともチェックしてみてください。

マインドマップとは?

マインドマップは、頭の中で起こっていることを目に見えるようにした発想方法の一つで、アイデアを出したり、記憶をしたりする場面で、とても効果的なノート術として、多くの人に活用されています。

トニー・ブザンという人が提唱したとされていますが、他のノート術と比べ、絵や色を多用するということで、アイデアを出しやすくなったり、記憶力が上がったりするというメリットがあるようです。

より詳しい特徴をはじめ、メリットやデメリット、その書き方を解説していきます。

ビジネスでの活用

このマインドマップですが、私たちの生活の中のいろいろな場面で活用することができます。

1つは仕事において、その生産性をあげることに活用できます。

例えば、何かひとつのプロジェクトを実施しようとした際、いろいろな意見、アイデアが出てくると思います。

私たちは、頭の中で考えいろいろなことを話し合ったりしますが、それをマインドマップに書き出すことで、思考を整理し改善策や課題などが見つけやすくなります。

その結果、生産性の向上につながっていきます。

勉強での活用

また、勉強にもこのマインドマップは活用することができます。

マインドマップは、別名メモリーツリーとも呼ばれ、暗記をする際など、ひとつのキーワードを元に周辺のことを関連付けて覚えることに使ったり、その結果、多くのことをまとめて暗記することにつながるので、受験勉強などには大いに役たちます。

夢や就活での活用

さらに、自分の夢や、やりたいこと、就職活動の際の自己分析にも、このマインドマップは活用されます。

夢や、将来やりたいことというのは、頭の中で考えはするものの、ぼんやりとしていたり、それを目指すには、どうしたらいいかなど、時間もかかります。

そんな時に、このマインドマップを使って、とにかく書き出していきます。

そうすると、頭の中が整理され、自分がどうしていくべきか、道しるべがはっきりしてきます。

自己分析においても、自分の良い点、弱点、好きなこと、嫌いなことなど、すべて書き出していくことで、簡単に把握することができるでしょう。

マインドマップのメリット

マインドマップを活用するメリットは、先程お伝えした生活のいろいろな場面ごとに数多くあります。

ここでは、場面ごとでなく、一般的にどのようなメリットがあるのか、ご紹介していこうと思います。

紙1枚でできる

まず、活用しやすいということで、紙一枚あればできるという点です。

マインドマップは、一枚の紙に、多くの情報を書き込みます。

単語だけでなく、イラストや、時には写真などを盛り込むことで、全体を把握して、記憶もしやすいというメリットもあります。

また、紙一枚ということで、無駄遣いにもなりませんし、かさばることもありません。

見やすく、探しやすい

マインドマップは、実物を見たことがある人はわかると思いますが、1つのワードを中心に、放射状に広げていくように書いていきます。

一般的にノートを取る場合、横書き、もしくは縦書きと直線的に書いていきますので、ちょっと変わった書き方に思えます。

しかし、この書き方こそが、見やすさや探しやすさというメリットを生みます。

いろいろなアイデアを書き出していく際、記憶の順番、考え方の順番をたどっていくことで、見つけたい情報にいち早くアクセスできます。

一般的な、横書き、縦書きのノートですと、このようにすぐに探したいことを見るけることは難しいでしょう。

また、放射状に書かれていることで、全体像が把握しやすく、地図を見ているかのように探すことができるので、とても楽です。

アイデアが広がる

マインドマップは、一般的なノート術のように、文章を書いていくものではなく、キーワード、単語で書いていくノート術です。

文章で書く事は、情報ときちんと正しく伝えることにはとても適しています。しかし、アイデアを出したり、広げたりすることには、あまり適していません。

マインドマップでは、キーワードで書いていくことで、全体像を記憶したり、アイデアを出したり、アイデアを広げたりするにはとても適した書き方ですので、一般的なノート術では得られないメリットがあります。

自分で答えが出せる

マインドマップでは、書きながら、「考える」「頭を使う」というノート術でもあります。

ですので、優れたノート術と同時に、物事を深く考えたり、俯瞰して考えたり、連想したりなど、いろいろな視点で考えることができるので能力開発にもつながるというメリットがあります。

ですので、自ら考え、答えを出していくという力も身につけることができます。

インターネットが生活の一部になり、情報過多の現代において、自ら情報を整理して、答えを見つけ出すという能力は、身についているようで、なかなか難しいものです。

間違った情報に惑わされないように、また、自分の考えをしっかりと持つためにも、マインドマップで培える自分で答えを出す力は大きなメリットになります。

マインドマップのデメリット

マインドマップには、多くのメリットがあることを紹介しましたが、デメリットがないわけではありません。

しかし、デメリットもその人の受け止め方では、そう感じないこともあるので、自分はどう感じるか、チェックしてみましょう。

時間がかかる

マインドマップを見たことがある人は、感じたかもしれませんが、マインドマップのデメリットは、書く事に時間がかかることです。

1つは、考えながら書いていきますので、スラスラと横書きしていくことと比べ、すぐには書き終わりません。

また、イラストや色を変えたりなど、時間がかかる要素が多くあります。

基本的に、マインドマップは丁寧に美しく書く事が求められていますが、このことは、賛否両論ありますので、個人的な考えにもよるところです。

じっくりと頭を使い、アイデアを出していきたい場合は、時間をかけて、マインドマップを書いていいと思いますが、スピードが求められる仕事には、向いていないと言えます。

しかし、マインドマップには、「速射マインドマップ」という方法があります。

これは、色を一色しか使わずに、またイラストも使わず、文字だけで書いていきます。

これは、じっくり考えながら書いていくというより、情報整理を素早く紙にまとめるのに使います。

ただ速く書くということに集中していきます。

ですので、マインドマップのメリットの1つである、自分で考えるという能力の開発には、向いていない方法です。

本来のマインドマップと、速射マインドマップは、それぞれ自分の目的に応じて、使い分けることが大切です。

人前で書きづらい

もう1つのデメリットは、一般的なノート術とは違うため、変な人扱いされるという点です。

これは、その人の受け取り方次第ですので、中には、すごいことをしていると感心する人もいるかもしれません。

基本的には、マインドマップは書いて人に見せるものではありませんので、自分なりの思考ツールと割り切って、活用していくことが大切です。

マインドマップの基本的な書き方

それでは、実際にどのように書いていくのか、その書き方を解説していきます。

マインドマップは、基本的なルールがあります。

それは、マインドマップが、考えて書くという右脳に働きかけて行う能力開発である、という点を考えると、この基本ルールを守りながら書いていくことがとても重要になります。

メインテーマを書く

まず、メインテーマを中心に書いていきます。

そのキーワードを中心に、派生をさせていきますので、紙の中心に書いたほうがいいです。

キーワードだけでなく、イラストなどでイメージを思い浮かべれるとより良いでしょう。

例えば、英語の勉強法について調べて自分なりの方法を考えようとした場合、「英語の勉強法」と書く、というイメージです。

BOIを書く

次に、ブランチ(枝)を書いていきます。そのメインテーマのキーワードに関連する情報を書いていきます。

ブランチは、枝の末端に行くほど、より具体的になっていき、中心部は抽象的になります。

メインテーマを決めたら、それから派生する、基本的なアイデアBOIを書きます。

このBOIとは、Basic Ordering Ideaの略で、メインテーマから直接伸びる枝で、最終的に、このアイデアは、どの枝から伸びたものかと考えていくので、BOIの選定はとても大切なポイントだと言えます。

ちなみに、先ほどの英語の勉強法で言うと、BOIは、

「リスニング」
「リーディング」
「ライティング」
「スピーキング」

となるかもしれません。

このBOIの選定は、最初はとても難しいと思うかもしれません。

しかし、情報を整理するという点でも、アイデアを出していくという点でも、難しいと感じるということは、実際に、自分の脳で考えているということの証拠でもあります。

最初から正しく書こうと思わず、とりあえず書いていこうという気持ちで書いていくことが大切です。

ブランチを書く

BOIを選定したあとは、その先にさらに伸びる枝を書いていきます。

この枝は、思いつく限りどんどん書いていきますので、3階層、4階層になっても構いません。

また、書いている最中に他の枝と関連がある、もしくは同じになる場合もあるかもしれません。

その時には、矢印を使って結んでしまってもいいです。

ですので、頭の中で、このキーワードを書いても同じだな、と思って書かないよりは、書いて、関連付けるという思考の方が、より整理でき、効果的です。

ですので、どんどん思いついたキーワードは、書いていき枝を伸ばしていきましょう。

色分け、マーク、矢印をつける

どんどん枝を伸ばしていくと、情報が整理されていっている、アイデアが出ている、という証拠でもあります。

次に、色分けをしたり、マークをつけたり、先ほど少しお伝えしたとおり、同じようなキーワードが出た場合、それらを関連付けるために、矢印で結んでいったりと、マップ化していきます。

この作業が、脳を活性化していき、さらにアイデアが出たり、記憶に残ったりする効果があります。

全体を俯瞰して眺める

ある程度キーワードを出し尽くして、色を入れたり、関連付けるという作業が終わったら、一度、全体を俯瞰して眺めてみましょう。

「木を見て森を見ず」ではないですが、抽象的なメインテーマから、より具体的に考えてキーワードを書き進めていきますので、その後、全体を見直すことで、忘れているキーワードがないか確認ができます。

また、再度全体を確認することで、新しいアイデアが出たりと、より新しい発見があるかもしれません。

まとめ

マインドマップについて、メリット、デメリットから、その書き方までを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

マインドマップを活用し始めると、「それなしでは、生きていけない!」というほど、その効果を実感している方も多いようです。

実際に、書いてみようと思っても、最初はなれないので、諦めてしまうかもしれませんが、その効果は多くの方が感じているので、是非一度、トライしてもらえたらと思います。

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