「ネットビジネス」と聞くと、少し前々では、ちょっと怪しい人が行っている、詐欺まがいのことをやっている、実体がないから危ない、といったイメージが少なからずあったように思います。
しかし今では、学生や主婦の人、サラリーマンの副業としてなど、一般的なビジネスとして認められるようにまでなっています。
法律で、「働き方革命」が推し進められている今、少しでもネットビジネスのことをこれまで以上に知ることで、よりよい人生を生きるヒントにしてもらえたらと思います。
ネットビジネスとは
ネットビジネスとは、Wikipediaで調べると、「インターネットを活用した、ビジネスモデルの総称」と出てきます。
ネットビジネスで収入を得る仕組みは、リアルビジネス、いわゆる私たち普段行っているような通常のビジネスと何も変わりません。
ただ、通常のビジネスと違う点は、取引を行う時間や、パソコンやスマホで通信を行う場所に、縛られることなく、ビジネス活動ができる点です。
ですので、このネットビジネスは、年齢や性別などには関係なく、働く意欲がある人すべてに収入を得るチャンスがあります。
最近では、働く時間が不定期な、学生や主婦、その他にも、サラリーマンの副業としても取り組んでいる人が多くいます。
初期投資が必要なビジネスから、パソコンやスマホさえあれば初期投資が、ほとんどかからないビジネスまで様々な種類がありますので、もし、ネットビジネスを始めようと思う人は、どれが自分に合っているか確認して始めてみましょう。
ネットビジネスのメリット
ネットビジネスは、リアルビジネスと比べて、多くのメリットがあります。
もちろんデメリットもあるのですが、ここでは、メリットに焦点を当てて紹介しましょう。
パソコンがあればどこでもできる
一番のメリットは、パソコンやスマホなどを使える、インターネット回線があれば、どこでも作業ができる点です。
通常であれば、私たちは毎日会社へ通勤し、自分のデスクにつき、そして仕事に取り掛かります。
しかし、ネットビジネスは、時間も場所も選びませんから、自宅でも、カフェでも、図書館でも、時には、旅行先からでも、インターネット回線があれば、仕事をすることができます。
時間に縛られない
先ほどの、インターネットの環境さえあれば、どこでもビジネスができる点に似ていますが、仕事をする時間に縛られないという点も大きなメリットです。
最近では、定時に会社に行き、定時に帰るというスタイルも変わりつつありますが、基本的にネットビジネスの場合は、仕事をする時間も自分が好きな時間にと決めることができます。
このメリットが、学生や主婦、はたまたサラリーマンの副業として人気がある理由にもなります。
運用コストが少ない
もひとつ大きなメリットは、仕事をする上でのコストが少ないという点です。
リアルビジネスを始めるときに、必ず必要になるものに、店舗代、光熱費代、人件費代などのコストがあります。
特に、店舗を持つビジネスの場合は、それだけでも1000万円単位でお金が必要となります。
また、売上が上がっても、そのための、光熱費や人件費などの必要経費が多くかかるため、利益が残りづらいです。
ネットビジネスの場合、それら多くの悩みを解決でき、利益が出やすい仕組みであると言えます。
ネットビジネスの注意点
ネットビジネスは、ビジネスをスタートしやすいという理由から、「ラクをして稼げる」と思われがちです。
ネットビジネスを教えるメルマガなどで、「初心者でも月収100万円!」のような、煽ったキャッチコピーが多く見られるのがその良い例です。
ネットビジネスも、リアルビジネスと同じで、「ラクして」「簡単に」稼げるものではありません。
ただ、その仕組みが出来てしまえば、少しはラクできるかもしれませんが、それは、リアルビジネスも同じです。
最初は、試行錯誤もありますし、コツコツ継続してやらなければいけないことも多々あります。
ただ、失敗しても負うリスクが少ない点、スタートしやすいですが、やるからには、きちんとした心持ちで行うことをお勧めします。
ネットビジネスの種類
ネットビジネスは、リアルビジネスと同じように、多くの種類が存在します。
また、ネット環境の変化や、私たちの価値観の変化によって、ネットビジネスの種類も日々、変化、増加していっています。
ここでは、ネットビジネスとしてわかりやすい、誰もが一度は聞いたことのあるものを紹介していきます。
ネットオークション
一番有名なネットビジネスとして、ネットオークションがあります。
「Yahooオークション」が有名ですね。
自分が使用して、不要になった物や購入したけれど、使用しなかったものをネットオークションサイトを使って、個人間売買する方法です。
オークションに出品される商品は、限定商品から家具や日常品まで実に幅広く存在します。
オークションですので、入札制で、落札者に価格を競り合ってもらい価格を決めてもらいます。
販売が決定すると、ネットオークションサイトに、手数料を払い、残った残金が手元に入る仕組みです。
ネットオークションは、仕入れをわざわざする必要がなかったり、身近なものを売買できたり、中には高額で売れる場合もあったりと、多くの魅力がある一方、値段設定、出品、落札者とのやり取り、発送まで、販売するまでの作業を自分でやる必要があり、手間がかかるのが特徴です。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分が運営するサイトやブログに広告を表示して、成果に応じて報酬を得るというビジネスです。
広告も、「アフィリエイト広告」「アドセンス広告」の2種類あり、それぞれ特徴があります。
「アフィリエイト広告」とは、APS(アフィリエイトサービスプロバイダ)という、広告を紹介するサイトから、広告を仕入れ、その広告がクリックされた後に、商品が売れた時に報酬が入るタイプです。
「アドセンス広告」とは、 表示された広告がクリックされた時に、報酬が入る、クリック型報酬と呼ばれる広告です。
アフィリエイト広告では、成果報酬が数円~1万円以上の物まで、販売する商品の値段や、広告にかける費用によって変化をします。
ですので、多くの人に広告が目に入るような仕組みを作って、報酬を得ていきます。
アフィリエイト広告は、表示している広告に興味を持ってくれる人を集めることが最大のポイントです。
さらに、自分のサイトやブログから、広告商品を購入してもらうための仕組みづくりが重要になります。
せどり・転売
せどりや転売は、売れる見込みのある商品を実店舗やネットショップから仕入れて、主にAmazonで販売するというビジネスです。
せどりと転売は、少し意味合いが違うようですので、
少し解説をしておきます。
「せどり」
売れる商品を価格差をつけて販売する
「転売」
希少価値のある、限られた商品を大量に仕入れて、付加価値が付いた状態で販売する。
さきほどご紹介した、アフィリエイトは、利益になるまでが長く、自分がやっている作業が本当に利益に繋がっているのか心配になることがありますが、せどりや転売は、商品のやり取りですぐに結果が出ますので、すぐに結果が欲しい人に、向いているビジネスと言えます。
せどり・転売は、Amazonの商品と仕入れた商品の価格差で利益を出す仕組みです。
また、Amazonの「FBA」というサービスを使って、商品の保管、発送、販売後のケアを代行してもらいます。
せどり・転売は、商品のリサーチと仕入れが、とても重要な作業になってきますので、できるだけ、人に任せることができることはこの「FBA」のサービスを使って、仕組み化しておく必要があります。
扱う商品が増えて、収入も増えていくと、ひとりでできることには限りが出てきますので、上手くこのAmazonのサービスを使いこなして、効率よく仕事をしていくことがとても重要です。
youtuber
ここ最近、テレビでも騒がれているのが動画配信サイトYoutubeを使ったネットビジネスです。
これは、Youtubeに動画を投稿して、一緒に放送される広告から収入を得ていくビジネスです。
実はこのYoutuberは、小学生の憧れの職業にも上位入賞するほど、近年人気を集めているビジネスと言えます。
スマホ一つで開始できて、参入しやすいビジネスと言えます。
公開した動画は、規約に違反していない限り、存在し続けて視聴者を獲得していきます。
また、日本だけでなく、世界中の人に閲覧されるので、コツコツ動画配信していくことがとても重要なポイントです。
動画の内容も、料理の作り方、楽器の演奏テクニック英会話の勉強方法笑えるハプニング動画など、人が気になる話題を動画にしていくほうが、チャンネル登録してくれる人も増え、結果再生回数が伸びていき、収入アップにつながります。
情報商材
情報商材とは、自分が持っている少し得な情報、人に教えられる知識などを情報として販売していくビジネスです。
販売する内容としては、それらの情報を、PDFファイル、動画、音声などにまとめていきます。
・〇〇が上達する方法
・〇〇を安く買う方法
・〇〇で痩せる方法
・〇〇で稼ぐ方法
など、人に何かを教えることを目的とした内容がほとんどです。
自分のビジネスにおいて、プライベートの経験において、その他、人よりも知識が深いことなど、人に喜ばれる内容を持っている人であれば、取り組むことができます。
情報商材は、元手がかからず、売れると利益率もとても高い商品ですが、コンセプトによっては全く売れなかったり、売れるまでに時間がかかったりとすぐに収入になることは稀です。
また、一度販売しても、その後同じ分野で新しい情報が出た場合は、最新のものをアップデートして案内していく必要もあります。
情報を販売しながら、自分も新しい知識を得ることができるという点では、ビジネスをしながら自分も成長できるという、新しいスタイルのビジネスです。
海外輸入
海外輸入ビジネスとは、海外から安価で商品を仕入れ、日本国内で販売をするというビジネスです。
もちろん、日本で売る際には、利益を乗せて販売するわけですが、これまで紹介してきたネットビジネスの中でも一番難しいと言えるでしょう。
それはやはり、海外の商品を仕入れるという点で、言葉の壁にぶつかるからです。
実際は、それほど難しいことはないのですが、まずやってみようという行動力がものを言うビジネスです。
現在海外輸入ビジネスの主な売り場はAmazonですが、せどり・転売と同じで、どれだけ日本で販売されている商品と価格差のある商品や、人気がある商品を仕入れることができるかがポイントになります。
海外で仕入れをする際のサイトの登録や、海外から発送をしてくれる業者とのやり取りも最初はとても難しく感じますが、回数を重ねて行く事に慣れてきます。
仕入先や商品のトレンドなど、自分なりのビジネスモデルが築けるようになれば、あとは同じ作業を繰り返すだけで報酬を得ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからネットビジネスを始めたいと考える人にとって、多くの種類がある中から選択するのは大変かもしれません。
ネットビジネスの注意点でもお伝えしたとおり、ラクして稼げるというビジネスは、リアルビジネスでも、ネットビジネスでも存在しません。
ただ単に、簡単そうとか、稼げそうという動機だけでスタートするのは危険です。
自分にあったビジネスを選ぶこと、そしてなにより、ネットビジネスを通して、自分がどうなりたいのか、目的をしっかりと持って始めることが大切だと言えます。
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