セルフ・リライアンスとは?人生をより良く生きるヒントを紹介!

セルフ・リライアンスとは?人生をより良く生きるヒントを紹介!自己啓発

「自分の考えを理解してほしい」
「自分を認めてほしい」

こういった、セルフ・リライアンスは、誰もが持っている、私たち人間にとってはごく自然な欲求です。

しかし、このセルフ・リライアンスは、強すぎるといつまでも他人からの評価を気にしてしまい、自信を持つことができません。

そして、これは人間関係の悪化をも招いてしまうことにもつながりかねません。

セルフ・リライアンスとは、どういうものか、セルフ・リライアンスが強い人の特徴や、その対処法についてもお伝えしていきます。

セルフ・リライアンスとは?

セルフ・リライアンスとは、なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、実は、「自己承認」のことをいいます。

自分で自分を認めることを意味します。

私たち人間は、様々な欲求があるとされています。

この、誰かに認められたいという気持ちや欲求は、誰にもあると思いますが、認めてもらいたい相手というが、他人ではなく自分というわけです。

自分自身のことは、自分がよくわかっているだけに、本当の意味で自己承認欲求を満たすのは、難しいとされています。

この欲求を深く知っていくために、どうしたらこの欲求が満たされるのか、承認欲求が強い人の特徴など、詳しく解説していきましょう。

他者承認欲求との違い

セルフ・リライアンス、いわゆる自己承認と似たような欲求に、他者承認欲求というものがあります。

自己承認は、認められる相手が自分なのに対し、他者承認は、他人から認められたい欲求ということになります。

この欲求が、より強くなると、自分自身への信頼を高めたいという、自己承認になっていきます。

この自己承認は、自らの能力やスキルを向上させたりすることで、自分自身への信頼を高め、自分自身を認めるという流れになります。

このように、欲求というものは、順番を得てより高次なものになっていきますが、このことを表したものに、マズローの欲求五段階説というものがあります。

そもそも欲求とは何か、ということを少し知っておくと、より深く理解することができますので、このマズローの欲求五段階説を簡単に説明しましょう。

そもそも欲求とは何か?

マズローの欲求五段階説とは、アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー氏により、提唱された、欲求には段階があるというものです。

まず欲求の底辺にあるものは、生理的欲求だとされます。

睡眠をとりたい、食事をしたいなど、三大欲求といわれるものは、これにあたるとされます。

この生理的欲求が満たされると、次は、安全欲求に移ります。

安心に暮らしたい、安全を確保したい、という欲求です。

現代社会においては、生理的欲求や安全欲求はほとんどの人が満たされているのではないでしょうか。

三番目の欲求は、社会的欲求です。

仲間が欲しい、集団や組織に属したいというものと、愛を求めるような欲求になります。

現代はインターネットの普及で、この欲求を飛び越えて、四番目の承認欲求を求める人も多くなっているといわれています。

この承認欲求が満たされることで、最後の自己実現欲求になります。

他人よりも、自分に注目し、自分の脳力を引き出し、創造的な活動がしたいという欲求になります。

このように、私たちが持つ欲というものは、悪いことではなく、ごく普通のことで、しかも順番があるということを知っておきたいです。

セルフ・リライアンスを満たすには?

セルフ・リライアンスを満たすには、先ほどお伝えした、マズローの欲求五段階説の、順番に満たしていくということも一つの手段です。

それとは別に、自分自身のことを振り返ることで、自己承認欲求を満たすことができます。

自分は愛されていることを実感すると、自己承認は満たされていきます。

まずは、家族の存在を思い出すといいでしょう。家族は、無償の愛を注いでくれます。

家族から自分が大切にされていることを感じることで、自分を認めてあげることができます。

また、自分で自分をほめることも大切です。

自分の褒められる場所を見つけることが、難しい場合には、自分のことを親しい友人と思って、褒められるところを探しましょう。

1つでも自分の認めて挙げられる部分を自覚し、それを受け入れていくといいでしょう。

セルフ・リライアンスが強い人の特徴

セルフ・リライアンスが強いということは、メリット、デメリットの両面があります。

セルフ・リライアンスの強さを活かして、自分自身で高い目標を設定し、仕事などで高い成果を上げる人がいる一方、あまりにも無理をしてしまって、心身ともに消耗してしまう人もいます。

そう考えると、セルフ・リライアンスが強すぎると、日常や恋愛、仕事などにも、悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

もしかしたら、自分はセルフ・リライアンスが強いかなと感じる場合は、チェックしてみましょう。

他人よりも優れていなければいけないという思い

先ほどもお伝えした通り、あまりにも強いセルフ・リライアンスは、自分を大きく見せることに必死になってしまい、人間関係に影響が出てしまいます。

その特徴の1つとして、他人よりも優れていないと、自分を認めてもらえないという思いが強い、ということが挙げられます。

そのため、自分がいかに周りの人よりも、優れているかをアピールするようになります。

このことが、悪い方向に向かってしまうと、過去の自分の栄光や、手柄など、

「自慢をする」

ということが、一番の特徴になってきます。

その他にも、ステータスをアピールするということも、セルフ・リライアンスの強い人の特徴です。

SNSで、高級車に乗っている、高い役職についている、著名な人と知り合いなど、このような写真や記事を、アップするというアピールを、頻繁に見かけます。

また、他人と自分を比較して、自分が優れていることを実感していたいという気持ちがある反面、プライドが高いので、自分のミスを他人のせいにしたり、他人に対して批判的な態度をとるなどの傾向もあります。

このように、悪い面が多いようにありますが、自分の優れた部分を他人に見せたがることから、努力をする頑張り屋という一面もあるようです。

他人と同じでなければいけないという思い

次に、他人と同じでなければ、自分を認めてもらえないという思いが強い場合もあります。

先ほどの、自分がいかに優れているのかのアピールでなく、自分がいかにみんなと同じかをアピールします。

SNSでは、みんなと同じ感性だよ、同じ価値観だよ、ということを主張します。

仲間意識が人一倍強いので、相手に同調して褒めることもします。

これは、自分も同じように、認めてもらいたい、褒めてもらいたいという思いからです。

どうしてセルフ・リライアンスが強くなるのか?

セルフ・リライアンスが強くなる原因は、いろいろと考えられますが、子供の頃の経験が大きいと言われています。

何かしないと両親や他人に認めてもらえない、という経験が、自然と何かをクリアしないと、他人からの承認を満たされないという価値観を強くしていっています。

これは、一般的に、条件付きの愛情と呼ばれています。

例えば、テストで両親の納得いく得点を取ると褒められる、両親が満足するような言動をすると褒めてもらえる、または他人から、兄弟でよく比較された、両親にかまってもらっていない、短所だけを厳しく指摘された、と、このような環境で育ってきた場合、認められたいという願望が強く、セルフ・リアイアンスが強くなる傾向があります。

セルフ・リライアンスの満たし方

私たちが、セルフ・リライアンスを満たすことができると、自分の成長を実感することができ、それにより自身が高まり、心から満足することができます。

そのために、自分が本当にやりたいことは何か?自分はどうなりたいのか?など、も苦票やビジョンを明確にして、そこに向かって前進していくことが大切です。

自分だけの目標というのは、他人の評価に依存することはありません。

例えば、リーダーシップを磨きたい、コミュニケーション能力を高めたい、相手の能力を引き出せるようになりたい、そう考えるのであれば、コーチングを受ける、コーチングを勉強するという方法が見つかります。

こうして、能力を高め、スキルを身につけていくことで、自分自身への信頼が高まっていき、その結果、セルフ・リライアンスを満たすことに、繋がっていきます。

ただ、注意しなければいけないことがあります。

それは、目標はあるものの、そのために自分が何をしていいかわからず、理想の自分と、現実のギャップに悩まされることです。

結果、自分自身に不満を感じてしまいます。そうなると、自身を失い、他者に依存しやすくなってしまいます。

つまりは、他者からの承認欲求を求めてしまうというステージに戻ってしまいます。

そのようなことを考えると、とても地道な方法ですが、目標達成に向けて、小さな成功を積み重ねることがとても大切です。

それを繰り返し、確実に自分の能力が高まっていることを実感できれば、他人の評価に左右されず、セルフ・リライアンスは満たされていきます。

まとめ

セルフ・リライアンスは、自分自身を丁寧に、大切に扱ってあげることが大切です。

人間関係をよくするには、相手の承認欲求を満たしてあげること。

他者承認から、自己承認に欲求のステージが切り替わることを考えると、このような視点を持つことも、とても重要となります。

ぜひ、自分のことを時間をかけて、ゆっくり見つめてみることをお勧めします。

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