資産運用を始めるにあたって、失敗したくないという感情は誰もが持つでしょう。
そんな中、成功している人をモデリングするというのは、あたりまえの事。
資産運用に関して言えば、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットは、その対象として最適ではないでしょうか。
氏の投資哲学はどういうものか、特徴的な2つの手法を知ることとで、あなたの運用方針を決める際の、大きなヒントになるでしょう。
ウォーレン・バフェットの運用実績
資産運用をすでに始めている人も、そうでない人も、一度はこのウォーレン・バフェットという名前を、聞いたことがあるのではないでしょうか。
氏は、11歳から株式投資を始め、現在92歳
長期間にわたり、高い運用実績を残していることから、
「投資の神様」
とも呼ばれています。
ウォーレン・バフェットの運用実績は、1964年から2018年の54年間を見ると、約10,900倍のリターンだといいます。
例えば1万円を投資したら、54年後に約1億900万になっていた、という計算です。
驚異的な実績を出している氏ですが、いったいどのような運用手法を使えば、これだけの成績を残せるのでしょうか?
具体的にその手法を見ていきましょう。
ウォーレン・バフェットの2つの運用方針
これだけの実績を出しているので、かなり難しいことをしていると思われがちですが、実はウォーレン・バフェットの運用手法は、とてもシンプルです。
「長期で株を保有すること」
「良い株を安く買うこと」
この2つです。
一般的に、資産運用をしようと考えるときに、どれくらいの運用期間を考えるでしょうか。
資産運用については、まだまだ誤解があるようで、株式の短期売買が投資と勘違いしている人も、少なくありません。
そのような人はもしかしたら、運用期間は1週間というかもしれません。
もしくは、お金が増えたら1年後にはやめる、と考える人もいるかもしれません。
ウォーレン・バフェットの運用方針の一つ、長期投資について、氏は1週間でも10年でもなく、無期限と言っています。
株を売ることは前提ではないという考えです。
では、「いつ売ればいいの?」と考える人もいるかと思いますが、何かしらの資金が必要になったときに売ればいい、という考えです。
できる限り利益を最大化していくためには、持ち続けることが大切だということです。
ウォーレン・バフェットの、運用手法のもう一つは、良い株を安く買うということです。
これは、会社の資産や成長性などを調査し、その会社の株が割安になっている、と判断した場合に投資をするというものです。
一般的には、こういった投資手法を、「バリュー投資」といいます。
このバリュー投資について、詳しく解説していきましょう。
バリュー投資とは?
ウォーレン・バフェットが、このバリュー投資にこだわり理由は、
「負けにくいから」
だと言われています。
良い株、よい企業の条件について、氏はこのように言っています。
「ビジネスの内容を良く理解できること」
「長期的に好ましい業績が見込める」
「経営幹部が誠実で有能」
「魅力的な価格で購入できる」
簡単にいうとバリュー投資は、本来は100円の価値がある株式が、50円になったときに買う、というものです。
まずは、先ほどの条件に合う会社かどうかを判断し、本来の価値がどれくらいなのか、調査するのは容易ではないと思います。
ただ、それだけ時間やお金を使って調査するからこそ、すぐには売らずに長期保有できるのだと、ウォーレン・バフェットの運用手法の2つは、密接につながっているのだとわかります。
まとめ
ウォーレン・バフェットの投資手法で言うと、過去のリーマンショックなど、金融危機の際が一番の買い場だと言えるでしょう。
失敗にくい資産運用をしたいのであれば、ウォーレン・バフェットのような、実績のある方の手法を少しでも真似することが、一番の近道だと言えるでしょう。
では、実際にどのような会社の株を買っているのかは、色々なところに情報が出ているので、参考にしてみるといいかもしれません。
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