FIRE実現と不動産投資の相性は?2つのメリットと注意点を解説します!

FIRE実現と不動産投資の相性は?2つのメリットと注意点を解説します!働き方

新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちの生活は一変しました。

働き方は、出社せずテレワークになり、休業要請などが出ている業界もあります。

逆に、時間ができたことで、家族や大切な人との時間が、大幅に増えたという声もあります。

このようなこともきっかけの一つとなり、経済的に自立し、早期退職を目指す「FIRE」という生き方が、注目を集めています。

投資による収益で、リタイア後のほとんどの生活費を、捻出していく考え方ですが、投資の中でも、どの投資が適しているのでしょうか?

今回は、不動産投資について詳しく解説していきます。

FIREとの相性はいいのか?他の投資と比べてどうなのか?

これからFIRE実現に向けて進みたい人へ、ぜひ参考にしてみてください。

FIREと不動産投資

FIREを実現するためには、リタイア後の年間生活費の約25倍の資産を作る必要があるといわれます。

それを元本に資産運用を行い、そこから出る収益を、年間の生活費を充てるという考え方です。

FIREを実現する方法として、主に株式投資と不動産投資が利用されていますが、株式投資と比べて有利な点もありますので、解説していきましょう。

FIREと不動産投資の相性

FIRE実現と、不動産投資の相性は極めていいといわれます。

その理由において、株式投資にはないメリットがあるので、そのうち2つを紹介します。

レバレッジ効果

不動産投資は、株式投資と違って、ローンが利用できます。

自己資金がある場合は、ローンと組みわせることで、大きな収益を生み出すことができます。

このことを、レバレッジを効果といいます。

例えば、自己資金1,000万円ある場合、株式投資と不動産投資でどちらも、利回り4%で運用した場合、株式投資では、

1,000万円×4%=40万円 ですが、

不動産投資にて2,000万円ローンを使う場合、

1,000万円+2,000万円×4%=120万円

という風に、レバレッジ効果で、大きな収益を得ることが可能です。

逆に、不動産投資は株式投資と違って、経費が掛かりますので、実際の利益は少なくなりますが、それでもレバレッジ効果を最大利用することで、資産を増やす効率は大きくなります。

短期間で実現可能

不動産投資は、物件選びさえ間違わなければ、利回り10%を超えるような物件もあります。

特に、地方の中古物件などは、今注目されており、株式投資のアクティブ運用とも引けを取らない高い利回りを期待できるでしょう。

この利回りの高さと、先述したレバレッジ効果の高さという、不動産投資の2つのメリットを使うことで、不動産投資のほうが株式投資よりも資産形成のスピードを速めることができます。

また、不動産投資の場合は、管理する業務を委託することで、手間がかからないという点もメリットです。

不動産投資において、収益を増やしていくためには、所有する物件を増やしていく必要がありますが、日々の管理を任せることで、新しい物件選びや銀行との交渉などに、時間を使うことができます。

収益を増やすために、自分しかできないことに時間を使えることで、さらにスピーディに、FIRE達成できる可能性が高まります。

不動産投資のポイント

不動産投資において、最も難しく、かつ重要なことは、最初の物件を購入することです。

そもそも、不動産投資でのポイントは、物件選びにあります。

入居者がつかなければ、収益も得ることができませんし、それこそが最大のリスクだからです。

不動産投資において、収益を伸ばしていくためには、物件を増やしていく必要があります。

最初の物件選びを誤ってしまうと、2棟目、3棟目へと収益を拡大することが、難しくなってしまします。

入居者が埋まらず、赤字が出てしまうと、その他の物件や、本業から資金を出さなければいけなくなり、FIREどころか、むしろ資産を減らしてしまう可能性も出てきます。

株式投資同様、不動産投資についても日々勉強が必要です。

銀行との交渉や、投資に値する物件を見抜くための、調査の仕方や情報の取り方など、株式投資とは全く違う分野の知識となります。

しかし、不動産投資は入居者がつけば、ある程度は手間をかけずに収益が出ますので、手間を惜しまずに学ぶべきでしょう。

まとめ

そもそも不動産投資は、本業の収入が安定している、サラリーマンとは相性のいい投資方法です。

実際に、サラリーマン大家さんとして、成功している人が多いことも事実です。

新型コロナウイルス感染症の影響で、銀行がどれだけの融資をつけれくれるか、また、自然災害の影響で、どれだけの人が災害の少ない地方へ、移住を考えているか、不動産業界を取り巻く状況は激しく変わっていますが、そういう点にもアンテナを張って、情報を集めていくべきでしょう。

※当記事は情報の提供を目的としており、投資などの行動を誘導する目的で公開しておりません。また、当記事の記載内容に関するご質問には、一切お答え致しかねますので、ご了承お願い致します。

ライター馬込 八寛

生命保険、損害保険業界を約15年経験した後、お客様にとって最適な金融商品を提供するため、IFA(独立系金融アドバイザー)へ転身。「資産を1円でも多く増やすためのアイデア」を一人でも多くの人へ伝えるために、日々奔走。来年から始まる高校での授業「投資教育」にて教壇に立つことを目指している。

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