「感情」に振り回されるな!詐欺に遇わないための大切な心構えとは?

「感情」に振り回されるな!詐欺に遇わないための大切な心構えとは?金融・投資

2年間で、約2000件以上の被害があるといわれる、投資詐欺ですが、約65%が60歳以上だといいます。

お金を持っている年代といえば、そうかもしれませんが、詐欺グループがその年代を狙う理由は他にもありそうです。

私たちの心の中には、「楽してお金を儲けたい」という感情が少なからずあります。

大なり小なりあるその感情に漬け込むために、巧みに近づいてくる詐欺業者に、私たちはどう対処していけばいいでしょうか。

日本人が低いとされる金融リテラシーですが、これは何も、お金を増やす投資の知識だけではありません。

貯めた、増やしたお金を、減らさないための知識も、立派な金融リテラシーです。

もちろん詐欺被害にあわないためにも、まずはその心構えから、学んでいきましょう。

投資詐欺の見分け方

まず、先に知っておいてもらいたいことは、投資における相談窓口が、金融庁にあるということです。

金融庁金融サービス利用者相談室
電話(ナビダイヤル):0570-016811
受付時間:平日10時00分~17時00分

金融庁のホームページにおいても、様々な注意喚起がされているので、チェックしておくことをお勧めします。

また、「金融商品取引業者」など、紛らわしい商号を使用する者の名称なども、公表しているので、知っておくといいかもしれません。

このように、金融庁からの情報をお伝えするのは、日本において金融商品を取り扱う者は、必ず金融庁の許可を得ないと行えないからです。

ですので、詐欺かどうかを見極めるためには、金融庁の許可を得ているかどうかを、確認することが一番確実です。

ただ、年々増え続ける投資関連の詐欺事件を見ると、その手口はどんどん巧妙にもなっています。

「投資商品なのにリスクがない」
「投資先が海外」
「期間限定と煽る」
「絶対に儲かる」
「あなただけに教えています」

など、冷静に考えれば詐欺だと疑えたとしても、いざ詐欺業者からの話を聞くと信じてしまうのは、なぜでしょうか?

投資を行うことは、私たちが100年時代を生きるためには、必須の行動かもしれませんが、あまりにもメリットばかりの話であれば、「詐欺かも?」という視点も必要かもしれません。

ここでは、このような巧みな詐欺に会わないために、どうしたらいいのかを、一緒に学んでいけたらと思います。

投資詐欺似合わないための心構え

まず、誰にでもいえることですが、

「必ず儲かる話」
「何もせずにお金が増える」

ということは、ないと思った方がいいです。

冷静に考えたらわかることですが、このようなことがまかり通れば、世の中誰もが、お金を増やすことが可能だからです。

ただ、詐欺の話を持ち掛ける業者は、私たちの個々の中にある、

「楽にお金を稼ぎたい」

という「感情」を巧みに引き出して、行動させようとします。

その「感情」を、正確にコントロールできれば、詐欺には引っかからないのですが、どうしてもこの感情には勝てない場合に、詐欺に遇ってしまうのでしょう。

ただ、こういう方でも、詐欺にあわないようにするための対処法は、あります。

これらを、最後にご紹介していきましょう。

投資詐欺の合わないための対処法

詐欺を持ち掛ける業者は、私たちの感情を揺さぶって来ると、お話をしました。

どうしても一人で、判断をすると感情に振り回されて、詐欺被害に遇いやすいようです。

そうなると、一番の対処法は、

「第三者に相談する」

ということでしょう。

詐欺の話をする人の中には、「あなただけの特別な投資法です。」と言ってくる人もいるかもしれません。

しかし、そういうときこそ、冷静に考えて、行動することが大切です。

金融機関や、お金の専門家の方など、良いアドバイザーが身近にいる人は、その方たちに相談するといいでしょう。

もしそういう人が近くにいない場合は、家族や知人など、客観的に判断できる第三者に、相談することをお勧めします。

まとめ

最近では、投資詐欺の話も、SNSなどが、その発端というケースも増えてきました。

大切なお金を、誰に預けるのか、

「ただ人がいいから」
「なんとなくよさそう」

という「感情」だけで、絶対に判断しないことが大切です。

あくまでも、客観的に判断できる、リテラシーを育んでいきたいものです。

ライター馬込 八寛

生命保険、損害保険業界を約15年経験した後、お客様にとって最適な金融商品を提供するため、IFA(独立系金融アドバイザー)へ転身。「資産を1円でも多く増やすためのアイデア」を一人でも多くの人へ伝えるために、日々奔走。来年から始まる高校での授業「投資教育」にて教壇に立つことを目指している。

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