新入社員がハマりがちな ‟悪思考動”5選!

  • 2021年7月22日
  • 2021年7月30日
  • 働き方

「サラリーマンは入社3年後から差がつく」という言葉は本当でもあり、ウソでもあります。

実際、給料面や昇進で目に見えて差がつくのは2~3年あたりです。

ですが、上司の心の中では「入社3か月」からすでに大きな差が出始めているのです。

ここでは新入社員が陥りがち、かつデメリットを与えるような思考・行動について書いていきます。

上司の中では「入社3か月」で出世させる人間はほぼ決まっている?

もちろん、上司の心の中で、入社3か月程度では‟完全には”出世させる人間を確定してはいません。

ですが「出世させない、できない人間であろう」ということは3か月程度である程度、決まってきています。

それは、以下のような考え・行動を上司に悟られてしまう社員です。

出世できない新入社員がやりがちな5つの‟悪”思考動

①「TO Doリスト」を作れず(作らず)、仕事の効率が悪い
②「‟自分なり”に頑張りました」と言うセリフを使う
③考えすぎ(完璧主義)で仕事の取り掛かりが遅い
④リスクをとらない(変化を嫌う)
⑤1~2か月程度しか勤めていないにも関わらず「この会社での自分のキャリアのビジョンが描けない」などと発言する

こんな思考動の方は、入社3か月の時点で警報が鳴っています。

あなたが今の会社で正当な評価をうけたいのであれば、早めに対策を打たねばなりません。

一度大きく失った信頼を取り戻すのは、とても時間と労力がかかるからです。

サラリーマンは「失点しないこと」が大事です。(経営者は、また別の心構えが必要です)

では、それぞれの対策を考えていきましょう。

①「TO Doリスト」を作れず(作らず)、仕事の効率が悪い

同じクオリティの仕事をやり遂げるのに1時間でできる人もいれば、1日かけてもまだ終わらない人がいます。この違いはいったいどこからくるのでしょうか?

簡単に言ってしまえば「仕事の段取り」です。

IQの高さがモノをいう職種であるなら別ですが、ほとんどの企業では「個人の脳力の差」による仕事のクオリティなど、さほど変わりません。

あなたの会社でもあることかもしれませんが、三流の大学出身にも関わらず、一流大学卒の人間を蹴散らす仕事ぶりの方がいますよね。ビジネスの世界では「地頭の良さ」が、結果を左右します。そして誤解を恐れず言えば、地頭の良さとは「スケジューリング」に現れるのです。

それでは上手なスケジューリングとはどのようなものを指すのでしょうか?

上手に行うスケジュール管理のコツのポイントをおさえておきましょう。

1.わかっている予定をすべて書き出す
2.やるべきことには優先順位をつける
3.作業にかかる時間をしっかりと把握する
4.分刻みではなく、バッファを持たせてスケジュールを立てる
5.スキマ時間にやることを決めておく
6.1日の予定を振り返って検証する

大前提として伝えておきたいことは「スケジューリングは朝(出社前)に、20分~30分程度の時間をかけて行う」ということです。

出社してからTODOリストを作り始めたり、それすらもせずに惰性で仕事に取り掛かる人があまりにも多いです。

せっかく作ったTODOリストもただ「やるべきこと」を羅列しているだけの人も多いです(作らないよりは遙かにマシですが)。それでは、効率のよい仕事はできません。

「上手なスケジューリングはデキる社員のマストスキル」
ですので、上記のポイントを抑えて毎日、時間をかけて作成することが大事です。

②「‟自分なり”に頑張りました」と言うセリフを使う

自分に甘く、仕事のできない人間がよく言うセリフです。

言いたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、絶対に言ってはいけない言葉です。

この言葉を使った瞬間に、上司からは見限られ、そして自分の成長も見込めなくなります。

‟私なりに” ‟自分なりに”という言葉を使う人の心の奥底では「自分は精一杯頑張った。それなのに認めてくれないなんて上司が悪い、会社が悪い。自分はこれ以上頑張れない。だからしょうがないじゃないか。頑張った過程ぐらいは認めてくれよ!」と叫んでいます。

そして、その心の声は相手にも聞こえています。

仕事のクオリティや相手の求めるものを考えず、自分のことしか考えていません。

上司も人間です。

そのような気持ちを持っている人間には、良い仕事を任せたくなくなりますし、ひょっとしたら話す気すら起きなくなるかもしれません。

厳しいようですが、仕事は他者評価。あなたが頑張っているのかどうかは周り(上司・同僚・お客様など)が決めることです。

そのためには「他の人よりもさらに1㎝深堀りした仕事のクオリティを心がける」ことです。

意外にも、どんな上司でも、その深堀りした1㎝に意外と気づいてくれるものです。

努力がムダになるということは、実は、あまりないのです。

③考えすぎ(完璧主義者)で取り掛かりが遅い

「まずはじっくりと戦略を練ってから…。」と考える人は意外と多いものです。

しかし、流れの早いビジネスの中でこの考え方を持つことはデメリットの方が大きいです。

考えすぎ、かつ初動の遅い人間で仕事のできる人間はほとんどいません。

仕事は動かないと何も始まらないからです。

とにかく、まずは、動きましょう!

周りの状況があなたにとって完璧な状態になることは絶対にありえません。

行動しながら考え、行動を継続しながら微修正していくのです。

ドイツの心理学者エミール・クレペリンは興味のないような作業でもやっているうちに脳細胞が活性化し、やる気や集中力が出てくるという「作業興奮」という作用を発見しました。

脳の側坐核が一定以上の刺激を受けるとアセチルコリンという神経伝達物質を分泌します。

この刺激を与えるには自らの「筋肉を使う」ということがポイントになります。

「作業興奮」を上手に取り入れ、完璧主義を脱しましょう。

頭や心の中は他人には全く見えませんが、行動はあなたという人間を雄弁に物語ります。

④リスクをとらない(変化を嫌う)

「あなたの今の考え・行動のままでは、今の結果のまま」

耳が痛いかもしれませんが、おそらく異論はないはずです。

しかし、頭ではわかっていながらも、行動や思考を何も変えず現在の状態で違う結果を望む方が多すぎます。

残念ながらそのような都合の良い話はありません。

「7つの習慣」のフランクリン・コヴィー博士の「農場の法則」は不変の原則です。

「農場で場当たり的な詰め込み主義で作業することの愚かさを考えたことがあるだろうか。

ー春に種蒔きを忘れ、夏は遊び惚けて、秋になってから収穫を得るために必至になって頑張るー。

農場は自然のシステムである。

必要な務めを果たし、作業を行なわなければならない。蒔いたものしか刈り取ることはできない。そこに近道はない」

現状を変えるために新しい種を蒔き、その種を咲かせる努力をしない限り、自分の周りの世界は変わらないでしょう。

上司は、あなたが「会社に何を与えることができる人間か」を見ています。

⑤「この会社での自分のキャリアのビジョンが描けない」などと発言する

将来のビジョンが明確な人は素晴らしいと思います。

しかし、管理職を長く経験し、たくさんの新入社員を見てきましたが、ビジョンなんて持っている人はほとんどいないです。

では、ビジョンがない方は仕事ができないのかというと、そんなことはありません。

目の前の仕事だけに集中し、バリバリと消化し、己の血肉としていくことにより必ず成長していきます。

成長することで、初めてビジョンというものがおぼろげに見えてくることも多いのです。

生まれたばかりの赤ちゃんにビジョンなんてありません。

新入社員や経験の浅いうちからビジョンをあまりに明確にしてしまうと、成功を飛躍的に手助けしてくれる可能性が高くなる反面、ビジョンと現実がマッチしないときにモチベーションが上がらずにやる気が起きなくなるなど、かえって邪魔になることすらあるのです。

社会人としての経験が浅いときは頭でっかちにならず、まずは目の前の仕事を御馳走だと思ってどんどん食べて消化し、スキル・思考力をアップさせることが大事です。

その姿勢が上司の心の琴線に触れて、出世や評価に繋がります。

まとめ

新入社員の頃は誰しも希望に燃えています。チャンスも平等にあります。

しかし、あなたの思行動次第で、上司の評価は大きく変化していきます。

「高い評価なんていらない。少々の給料を得て、楽しく生きていければそれでいい」と考える方もいますし、それが悪いこととは言いません。

言いませんが、社会経験の浅い方に是非お伝えしたいのは「上司に評価されるということは、精神衛生上非常に良い」ということです。

上司に認められたときは、山頂に立ったときのような気分になれます。

見晴らしがいいんです。

また、仕事を頑張ろうという意欲が湧くのです。

どうせ仕事をやるなら、そこを目指す方がいいと思いませんか?