医療保険が不要な3つの理由。年末調整時期に再度チェックしよう

毎日村上

「保険はお守り」
「成人したら保険は入るべき」
「保険貧乏」

日本人は保険が好きとよく言われますが、それゆえに、上記のような、保険にまつわる間違った常識が多くみられます。

人生100年時代を生きていくために、お金は本当に大切です。

自分の資産を増やすためにも、私たちが加入している保険が、本当に必要なのかどうか、本来の保険の目的を再度確認してみましょう。

保険が必要なケースとは?

皆さんは、保険の本来の目的はご存じですか?

保険は、簡単に言うと、

「めったに発生しないけれども」
「もし、それが発生したら、自分の預貯金などではまかなえない場合」
「そして、いつ発生するか分からない場合」

のために、加入すべきものです。

このポイントを押さえると、私たちが加入すべき保険はどのようなものか、自分で判断できるようになります。

まず確認しておかないといけないのは、私たち日本人には、国の公的な保障、社会保険があるということです。

ほとんどの方は加入していると思いますが、この社会保険には加入しておく必要があります。

そうすれば、日本国憲法25条あるように、

「すべて国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利」

を持つことができるからです。

このことを前提に考えて、それでも必要な保険はなにか?を考えてみましょう。

必要な保険だとよく言われるのは、

「自動車保険の対人・対物賠償」
「火災・地震保険」

です。

交通事故などで、人にケガさせたり、命を奪ってしまたり、火事や台風などで、住む家を失ってしまったり、こういう場合はよっぽどの人でない限り、自分の預貯金などでカバーすることは、難しいといえます。

自動車に乗るには、自賠責保険という強制保険に加入する必要があります。ただその補償額は、限度があります。

そのため、任意で保険に加入しておく必要があるといえます。

火災保険・地震保険も同様です。

予期せず火事や台風、地震に遇い、住む家をなくしては、ただただ住宅ローンだけが残ってしまう、ということにもなりかねません。

そのほかにも、がんなどの大きな病気、特に高度な医療技術を伴う治療については、保障を持つ必要があるかもしれません。

「先進医療」とも呼ばれますが、もしそのような治療を望むのであれば、公的保険は使えないので、自分で任意の保険に加入する必要があります。

その他にも、私たちの貯えではカバーでいない場合に、必要な保険があるかもしれません。

ただ私たちは、

「万が一」

という保険セールスの人の言葉に、翻弄されがちです。

そう聞くと、自分にも「万が一」が起こってしまうのでは?と考えてしまうからです。

まず考えるべきは、「万が一」が起きた際に強制保険や、公的保険でカバーできないのか?

それを冷静に判断したうえで、必要な保険は何なのか考えないと、本当に「保険貧乏」になってしまいます。

日本人の保険加入の実態

先ほど、本当に必要な保険は、自分で冷静に判断する必要があるとお伝えしました。

もう一つ、その判断材料として、私たち日本人の保険加入の実態を見てみましょう。

結論から言うと、私たち日本人は、保険に加入しすぎていることがわかります。

再保険会社であるSwissRe社発行の機関紙によると、損害保険市場では、世界4番目に収入保険料が多く、生命保険市場では、世界2番目というデータがあります。

ちなみに、収入保険料でみると、生命保険、損害保険において世界1位は、アメリカです。

しかし、その理由は理にかなっていて、アメリカは、先進国の中では珍しく、公的医療保険制度がありません。

だからこそ、国民の半数近くが民間の医療保険に加入するため、保険料収入が多いといえます。

そう考えると、私たち日本人には、かなり手厚い公的保険制度があります。

それにもかかわらず、民間の保険に、これだけたくさん加入しているというのは、結局のところ、不要な保険に加入している可能性が高いといえます。

医療保険が不要な3つの理由

日本人は、保険に加入しすぎているという実態が、先ほどの例でよくわかりました。

その中でも、私たち日本人のほとんどが加入している、「医療保険」はその代表格でしょう。

実は、この医療保険はあまり必要でないといえます。その理由を3つ挙げてみましょう。

1つは、病院にかかった時ほど、公的保障が手厚いということです。

特に、「高額療養費制度」などは、病院にかかる多くの人が、その恩恵を受けています。

また、年齢に応じて自己負担する割合も、3割から2割、1割と引き下げられており、収入が低い方でも、治療を受けることができるようになっています。

もう1つの理由は、医療保険の商品内容の問題です。

実は、医療保険には、支払う場合に条件があります。

それは、1回の入院で支払う日数に上限がある点です。

確かに病院で入院できる期間は短くなってきていますが、最近の医療保険では、60日分だけ支払いますというケースが、多くなってきています。

もっと短いものでいうと、30日というものまで登場しています。

このように、受け取る金額に上限が設けられると、病院にかかった際の費用を、保険でカバーする必要はなく、預貯金などで準備した方が合理的だといえます。

3つ目は、払った保険料と受け取れる金額の、コストパフォーマンスです。

2つ目の理由にもありましたが、医療保険では受け取れる金額には上限があります。

一生涯の内、入院をする日数はどれくらいでしょうか?

その分の給付金を受け取るために、一体いくらの保険料を支払うことになるでしょうか?

このような話を、保険セールスの方にすると、嫌がられるかもしれませんが、意外と冷静に考えると、きっと納得いく理由だと思います。

万が一の時の備えよりも、万が一の時がない時の備えのほうが、本当は大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

保険は必要ないとは言いつつも、ケースバイケースで考えることが必要です。

ただ、大切にしなければいけないことは、自分自身で判断するということです。

先にお伝えした、保険が必要かどうか判断をするポイントを、実際に自分に置き換えて、冷静に判断していきましょう。

保険に加入することよりも、もっと大切なことがあるはずです。

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