クラウドファンディングの利用は、個人からベンチャー企業、大企業に至るまで活用され、一般的に活用されるようになりました。
不特定多数の出資者から気軽に、資金調達を行えることから、ビジネスにレバレッジをかけることができる、手段の一つとして確立されてきました。
そのほかにも、よりビジネスを飛躍させるための、あたらしい活用方法も登場しています。
クラウドファンディングの可能性を知るためにも、どのような活用方法があるのか、チェックしていきましょう。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」を組み合わせた造語で、プロジェクトの起案者が、インターネットを通じて商品や活動を発信し、多数の投資家から少額ずつ資金を調達する仕組みです。
クラウドファンディングは、「やりたいこと」や「社会的な問題の解決」など、通常の資金調達では実現できなかった、ビジネスや個人の活動を支える可能性があります。
これまで、非上場企業が資金調達をする場合、出資者を見つけ出し出資をお願いする方法か、金融機関から融資を受ける方法が、主な方法でした。
しかし、インターネットが普及し、企業でなくても、いち個人として、小口の出資者をたくさん集めることが可能になってきました。
近年では、資金調達だけでなく、マーケティングや広報といった業務なども、クラウドファンディングの、プラットフォームの強みを生かした試みが、多く見受けられるようになっています。
クラウドファンディングの活用法
それでは、近年の新しいクラウドファンディングの活用法を、いくつか紹介していきましょう。
新商品やサービスのプロモーション
クラウドファンディングは、新商品やサービスのプロモーションに最適です。
良い商品や面白いサービスは、SNSなどによって拡散される可能性も高く、そうなれば注目度もアップします。
クラウドファンディングに集まる人は、買うだけにとどまらず、良いものは支援したい、面白いものは拡散したい、という人が多いため、プロモーション効果が期待できます。
テストマーケティング
また、マーケティング的な活用方法もあります。
テストマーケティングとして、発売前にプロジェクトを立ち上げ、どういったユーザーに反応があるのか、リサーチすることも可能です。
また、あらかじめテスト、お試し商品であることを伝え、支援者から商品に対する率直な意見や感想を集め、商品の改良などに活かすこともできます。
そうすることで、お客様満足度、期待度を上げたうえで、本格的な販売に踏み切ることも出るようになります。
ファン作り
クラウドファンディングは、プロジェクト起案者への共感や、応援したいと思って資金を出す人が集まります。
これを利用して、ファンを作るのも、クラウドファンディングの活用法の1つです。
クラウドファンディングは、プラットフォーム自体に集客力や、メディアへの露出を持つことが可能ですので、支援者が興味を持ってくれそうな、商品やサービスを起案することで、ファン作りに利用することができます。
まとめ
クラウドファンディングは、商品開発のための資金調達ではなく、プロモーション活動やテストマーケティングなど、新しい活用法も登場しています。
これらを上手に活用することで、ビジネスを成功に導く手段としても、効果が期待できます。
新しいビジネスの形として、普及していくことが期待できそうです。
ライター馬込 八寛
生命保険、損害保険業界を約15年経験した後、お客様にとって最適な金融商品を提供するため、IFA(独立系金融アドバイザー)へ転身。「資産を1円でも多く増やすためのアイデア」を一人でも多くの人へ伝えるために、日々奔走。来年から始まる高校での授業「投資教育」にて教壇に立つことを目指している。
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